漢方相談をご希望の方は『お問い合わせ』メールまたはお電話(0854-52-9300)にてご連絡下さい。

どのような方に漢方は適していますか?

ほぼ全てのご病気に対応出来ます。
中でも慢性化して治らなくなっているご病気にこそ、お試し頂く価値があると思います。
治らないと言われたご病気でも完治するケースを数多く経験しております。

例えばアトピー・喘息・リウマチ・うつ病・痔ろう・生理痛・不妊症・花粉症などです。
また、新薬のような化学薬品にアレルギーがあって薬が飲めない方にもお勧めです。漢方薬は全て自然のものから出来ています。

詳しくは様々な治療内容が記載されている症例集をご覧ください。

共栄薬局の特殊な『絵』とは何なのでしょうか。

心体対応図(絵と病気・臓器の関係を表すものです。)

当店での体調確認・選薬技術は他に類を見ない特殊なものだと思います。また、私が開発した『心体対応図(絵と病気の関係図)』はなかなか口で言っても分かりにくいものですので、実際に体験して頂くのが一番だと思います。遠方にお住まいで店頭まで来れない方やメール・電話でのご相談の方には『心体対応図』を送らせて頂きますので、指示通り書き込んで送り返して下さい。

費用はどのくらいになりますか?

費用は病態にもよりますが、凡そ1週間当たり1500円~2500円ぐらいになろうかと思います。

漢方薬は効きますか?

皮膚病は『効いたかどうかの差』が分かりやすいです。

漢方薬の効果を疑問視する声があることは承知しております。いくつか考えられる理由を説明しておきます。
一つ目は、施術する者の「みたて(腕)」の問題です。
漢方薬は何百年、何千年と使用され、効果が確かめられてきたお薬ですので、そのもの自体に効果がないという事はまずありません。効かなかったのは処方が誤っていたか、効き目が出るのに時間のかかる病気であったか、もしくは病気の証が途中で変わった可能性が考えられます。

二つ目に、商品の品質の問題があります。
一般的なエキス剤(粉薬)は、使用されている生薬の質や量、配合比率、製造法などが製薬会社独自のものになっていることがあり、こちらの「意図した効果」が現れない場合があります。ツムラなどで有名な漢方エキス剤は汎用性が高く、当方でも販売することがありますが、お身体の状態によっては「煎じ薬」をお勧めして効き目を確かなものにしております。

三つ目として、心の問題があります。
治す気のない人、根気の無い人は、そもそも効果が出るまで飲み続けること自体が難しいので、漢方薬は効かずに終わります。自ら腰を据えて漢方をやってみようとお越しになられた方は、治癒する確率が高い傾向にあります。

根本治療と対症療法は何が違いますか?

東洋医学と西洋医学では考え方が異なります。
例えば、現代医学では血圧が高ければ高血圧症として降圧剤を処方します。しかし、これらのお薬を飲んで血圧が下がったとしても、服薬を中止するとたちまち元通りに上がってしまいます。これらで使用した薬剤は治しているわけではなく、一時的に血管を広げて血圧を下げているだけに過ぎません。
このように病気の原因を取り除くのではなく、あらわれた症状に応じて抑え込む治療を行うことを『対症(処)療法』と言います。
反対に、血圧を上げる原因となった病気や生活を根本から治していくことが東洋医学が得意とする『根本治療』になります。例えば冬になると寒さで血圧が上がる方がいらっしゃいますが、この場合であれば、体を温め寒さに強い体質にすることが『根本治療』になります。東洋医学にはこれらを促す漢方薬や養生法が存在します。養生もまた根本治療と成りうるものです。

体質改善とはどういうことですか?

『体質改善』とは、現在の病気の体質から本来の健康な体質に戻すこと、もしくは、その病気が存在し辛い体質に改善することを言います。
漢方薬の刺激をうまく利用し、弱った内臓や神経を動かして体質を改善します。やがて漢方薬の刺激が無くとも健康な状態を維持出来るようになります。薬無しで何か月もこの状態が維持できるようになれば『体質改善』が出来たと言うことが出来ると思います。
発病して早期であれば早く治りますし、何年もこじれた病気であれば相応の時間がかかります。もちろん間違った生活習慣を続けていれば、また元の病気の体質に戻ってしまいます。
病気にならない生活(養生)をすることも大切なことです。

漢方薬しか扱っていないのですか?

漢方薬だけではなく病院のお薬や一般用医薬品・健康補助食品(サプリメント)なども取り扱いがございます。
病気を治すことに東洋医学や西洋医学ということは関係ありませんが、それぞれに得意分野と不得意分野があることは確かなことです。使い分けが大切だと心得ております。
当店では漢方薬をよく使用しますが、急をしのぐだけで良い場合には西洋薬も利用します。
お客様のご病状や希望によって使い分けております。

どのくらいの期間飲めば治りますか?

病歴の長さ、症状の強さ、その方の体質、生活習慣によって異なりますので一概には答えられません。
何年もわずらっている慢性病であれば、それだけ効きだすのに時間がかかります。症状が強い方ほど改善に時間がかかることが多いです。十分な効果が現れるまでに少なくとも3か月間は続ける覚悟が必要です。また、患者さん自身に改善の自覚が無くても、私たち専門家には証の変化が分かります。証に変化があるということはいずれ良くなる可能性があるということです。どうか自己判断で中止しないようにお願いします。

漢方薬は副作用は無いですか?

ある調査によりますと、約3%の方に副作用は起こっています。そして、そのほとんどは1週間以内に発生しています。その主な症状は下痢や便秘などの消化器症状と湿疹などの皮膚症状になります。2週間後以降に起こる場合もありますが、それは極めてマレで、そのほとんどの方が病気の証が変わったために薬が合わなくなったものだと思われます。病気は絶えず変化しており、数日でそれまでの薬が合わなくなることがあります。
共栄薬局では、まず短期間のお薬でお体の状態を確認するように心がけております。それで問題が無ければ長期に飲んで頂くようにしております。
経験から、偶発的に起こった症状が副作用であるか、治癒過程で生じる瞑眩反応(好転反応)であるかを確認することが出来ます。服用を始めて不安に思うことがあればすぐに知らせて下さい。

証(ショウ)とは何のことですか?

漢方医学は、診断が病名ではなく、「証」の診断(病態を改善するのは○○という漢方薬が適合と判断)が特徴です。
例えば、頭痛・歯痛・風邪・肩こり・鼻血など異なる疾患であっても、それが「葛根湯」で改善するなら、すべて「葛根湯証」と漢方では判断されます。
病気の『証』を正確に捉えられるかが、私の腕の見せどころになります。また、「西洋医学の病名」で治療していて治らない場合でも『証』を捉える事により治すことが出来た症例も数多くあります。特に「リウマチ」や「膠原病」「アトピーや乾癬」「肺マック症」「うつ病」などがそうです。

瞑眩反応(好転反応)とはなんですか?

病気と薬との抗争状態、異常な状態から正常な状態に回復する際の好転状態を瞑弦(メンゲン)と言いますが、これらは好転反応であって副作用ではありません。好転反応が起こる確率はけっして多くはありませんが、当店の調査では2~3パーセントの方に起こっているようです。体のダルさやのぼせ、皮膚病であれば皮膚病の悪化、痛みの病気であれば痛みの一時的な悪化が起こります。
薬が合っているにもかかわらず、これらの反応を副作用と考え、服薬を中止してしまう方がいらっしゃいますが、自己判断で中止するのではなく、まず当店までお知らせ下さい。好転反応か副作用かの確認を行います。

漢方薬は飲み辛いですか?

「良薬は口に苦し」と言う様においしく飲めるものではありません。しかし、続けていらっしゃるほとんどの方が味に慣れて問題がありません。また、甘いものばかり食べていらっしゃる方には、苦い薬が必要な場合もあります。
体に合った漢方薬なら美味しいと言っているTVや雑誌を見ますが、そうでない場合も相応にあります。
薬の味に関しても十分に説明させて頂きます。

煎じ薬か、粉薬かの問題。

漢方薬というと、近年は粉薬(エキス剤)をイメージする人がほとんどです。それもそのはずで、今は殆どのクリニック・薬局・ドラッグストアでは漢方薬というと漢方エキス剤(粉薬や錠剤)が処方・販売されています。昔は漢方薬と言えば煎じ薬のことを指していましたが、昭和中ごろに便利なエキス剤(粉薬や錠剤)が開発され、これに伴い殆どの消費者は煎じる手間や強烈な味・臭いから解放されました。では、漢方の販売を専らにする当店ではどうかと言われると、確かにこれらの粉薬や錠剤を使用することも多いのですが、その頻度は3人に1人といったところです。つまり、未だに多数の方が煎じ薬を飲んでいらっしゃいます。共栄薬局は時代遅れなのかと言われるとそういうわけではありません。煎じ薬でないと都合が悪い人が確かにいて、その代表的な理由として、製薬会社が用いた生薬の質や量に問題があったり、処方名が同じであっても構成生薬・構成比率が異なっているものがあったり、製造方法に問題があって副作用が起こりやすくなっているものがあったりと、これらのトラブルを目の当たりにしたためにこのような状況になっております。

当方から煎じ薬で飲んでほしいと言われれば、既製品では何らかの不利益が患者さんに生じる可能性があるためであって、決して意地悪で手間のかかる煎じ薬を飲ませたいわけではないのです。

病院の薬と一緒に飲んで大丈夫ですか?

服用中のお薬を確認する必要があります。
治療法の選択はお客様の自由ですが、ご希望の場合は、服用中のお薬が分かるもの(お薬手帳など)を是非お持ち下さい。可能であるかどうか確認致します。
相談にお越しになった方には当方の見解をお伝えしますので、それを踏まえたうえで服用するかどうかをご判断下さい。

副作用が出たらどうすれば良いですか?

まずは当店までご連絡下さい。優先的に対応致します。漢方薬は比較的安全なお薬ですが、副作用を起こすことがあるのは確かな事です。
共栄薬局からご購入頂いた医薬品で、適正使用がなされたにもかかわらず入院を伴うような重篤な副作用が起こった場合には「副作用救済制度」の適用と判断され、それらの費用は全額支給されます。不安に思うことがあれば必ずご連絡下さい。

煎じるのが面倒で続けられません。

近年は高齢のため、または仕事が忙しくて毎日煎じる事が出来ないという人が増えてまいりました。そういった方には簡易な粉薬や丸剤、もしくは当店で煎じた後、パックに詰めてお渡しするパック詰めサービスをご提案しております。ただし、このパック詰めサービスはどうしても煎じることが出来ない方限定です。可能最大日数は3週間です。作業時間は2時間〜2時間半ほどかかります。費用は2週間分までが1100円、3週間分までが1600円になります。抗菌素材に高温状態でパック詰めしますが、保存は冷蔵庫にお願いしております。
他のお客様と重なった場合は4時間以上待って頂くこともありますので、あらかじめ希望する旨をお伝え下さい。

抗菌素材-ほぼ真空でパック詰めします。

『薬』と『漢方薬』、『健康食品・サプリメント』は効き目に違いがありますか?

これらの垣根は、ある人には曖昧なものに感じられるかもしれません。私もそのように感じることがあります。単なる食品であっても体を治すために必要なものであれば、それは『薬』と考えられるからです。例えば野菜に含まれる食物繊維などを考えますと、便通を改善するだけでなく、コレステロールを吸収して高脂血症や肥満を予防・改善する働きがあることを多くの方が知っています。

効き目に違いがあるかと言われますと、やはり違いがあると言えます。薬・医薬品として販売されているものは効き目も強く、サプリメントなどは作用が緩和なものだと思います。また、副作用の頻度にも大きな違いがあります。私はこれらを使い分けてお勧めしております。強い作用のものよりも優しいものの方が、その方に合っていると判断したときは健康食品やサプリメントをお勧めしております。

漢方薬の研修に伺いたいのですが・・。

現在、島根県全体で煎じ薬を扱う薬局はどれほどあるでしょうか?その中でも薬剤師が患者さんの悩みを聞き、煎じ薬を販売している薬局はどうでしょうか。5件もないかもしれませんね。

実際に漢方薬を販売し、効かせることが出来るようになるには年単位の時間が必要になります。未熟な腕で販売すると事故が起こり、患者さんに迷惑を掛けてしまいます。簡単な道ではありませんが、大きなやりがいがあり、いずれは多くの方に感謝して頂けるようになります。調剤薬局・ドラッグストアが全盛の現代ですが、特に若い方には伝統医学である漢方を学んで頂きたいと思っております。

私の師は、煎じ薬の製造や、原薬から薬剤師が製造する薬局医薬品の伝統を次世代に繋いでいってほしいと常々言っておられました。私も師の教えに従い、学生さんや、やる気のある薬剤師さんに伝えていきたいと考えています。

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