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このページでは当店でご相談くださった方々の症例、改善例を記載しています。

西洋医学と東洋医学(漢方)は視点や治療法が違います。

治り難い病気に罹っている方には、是非、経験していただきたいものです。

Contents

頭痛・片頭痛

頭痛のトラブルで相談に来られる方は比較的多いです。その理由として治療を行っても「治らない」ことが多いためだと思います。「治る」というのは痛み止めや片頭痛の治療薬で「良くする」のとは違います。私が言うのは完全な治癒のことを言います。

頭痛の相談に来られた方で一番多いのは風邪をこじらせている方です。風邪と言いうと、数日か長くて1か月程度で治ってしまう病気だと世間には認識されていますが、私が見ますと、自覚のない風邪を何年も引き続けている方がいらっしゃいます。ですので、これらの方の頭痛には風邪の治療を行います。しばらくすると長年治らなかった頭痛が治ります。風邪の方に痛み止め(解熱剤)などを使用しますと返ってこじらせてしまうことがありますが、このタイプの頭痛の方も同様かもしれません。

症例1)55歳女性 半年続く頭痛。これまでもクリニックで治療してきたが最近になって更に悪くなったとのこと。疲労倦怠感が強く鬱ではないかとのことで2か月前より抗うつ剤も飲むようになったが一向に改善の兆しがないとのことで相談に来られた。この方には感染症の反応があった。そして頭痛にも同じ感染症の反応が見られた。表裏を和解させる風邪のお薬を飲んでいただき3週間で全治となった。

次に多いのが冷えから起こる頭痛です。この場合の冷えというのは体表の冷えだけではなく内臓の冷えも入ります。そんなものがどうしてわかるのか?と思われるかもしれませんが、これも東洋医学的な視点で見れば明らかです。患者さんの体の訴えを気という感覚で捉えます。カキ氷を食べて頭が痛くなることがありますが、あれは胃が冷えたために起こった頭痛です。イメージが出来ますでしょうか?あれと同じように内臓の冷えで起こる頭痛があるのです。

私が漢方の修行に入り、師である所谷先生から最初に指導していただいたものが「気功」になります。先生が言われたのは、漢方・東洋医学は気血水で表現するためにこれらを分かるようにしなければならない。血や水は見ることもできるので分かりやすい。では気はどうか?正解を導き出すために1/3が分からないでは正解にたどり着けまい。気が分からないと漢方をものに出来ない。出来るようになりなさい。とのことで最初の1か月間は気功のトレーニングで夜遅くまで指導を受けておりました。これが今の私の大きなアドバンテージになっております。

話がそれましたが、内臓の冷えがありますと血行を回復するために内臓の血管が広がります。同様に連動して脳の血管も広がります。この脳の血管が広がったり縮まったりする際に頭痛が発生します。つまりこの内臓の冷えをよくすることが、内臓の冷えから起こった頭痛を治すために大切なことになります。どの内臓が冷えているのかも治療をする際のポイントになります。

症例2)45歳女性 長年続く片頭痛の相談。友人の奥さんであった。長く片頭痛の治療を行っているが嘔吐も起こるようになったためにCTで脳を調べたのだが大きな問題は見られなかったとのことで心配になり当店に相談に来られた。対応図と気功により調べたところ、この方には2つの頭痛の病があった。一つは胃腸の冷えと二つ目は子宮の冷えであった。胃腸の冷えがあるために吸収できない飲食物が嘔吐として上がってきていることを説明し呉茱萸湯というお腹を温める処方に、さらに子宮の冷えを改善する生薬を加え飲んで頂いた。飲んで1週間ほどで頭痛の回数は減り嘔吐も無くなった。またカイロを下腹部に当て温めて頂いたことも奏功したようで1か月後には頭痛はほとんど起こらなくなったと喜んで頂けた。

次に多いのが生理などの周期で起こる頭痛になります。この頭痛には血虚やオケツといった女性特有の血のトラブルが関係しています。使用する処方も体質に応じて個々に変わってきますので、ベテランの先生で無いと的中させることは難しいかもしれません。あと食生活にも言及しないといけません。毎日の生活が自身の体を作っています。特に女性には血や冷えのトラブルが起きないように生活で注意していただく必要があります。養生も大切な治療となりますのでお薬をお渡しする際はきちんと説明いたします。

症例3)33歳女性 長年続く頭痛の相談。この方は生理になると強い頭痛が発生するためロキソニンが手放せない。以前は1回1T1日2回でコントロールできていたが最近は1日2回ではどうにもできないほどズキズキと頭痛が発生するようになったとのことであった。この方には血虚・オケツに加え強い冷えの反応が見られた。川弓茶調散という血を補い冷えを解消するお薬を飲んでいただき即座に効果が得られて喜んで頂けた。そしてある程度良くなったところで今後も起こらないように生活面での養生を説明して薬を飲まずに様子を見ていただいた。最終的には食養生とカイロだけで再発が減って大変喜んで頂けた。

ぜんそくの経験談

これまで子供から大人まで多数の喘息の方に漢方薬を利用してもらいました。結局のところ、何年も延々と吸入剤や抗アレルギー剤・ステロイド・気管支拡張剤などを続けないといけないことが肉体的・精神的な負担となって漢方に賭けてみようという方が当店に来られます。私の経験では、喘息で来られるほとんどの方に「感染症の反応」が見られます。この「感染症の反応」というのは「気」で感知するものでありますので、実際に○〇ウイルスがいるとか○〇菌があるとかというものではありません。

喘息の方は、一見元気そうであってもどこか体が弱く見えるところがあります。すべての喘息患者が弱く、感染症かと言われるとそうではないと思いますが、私の感覚では、喘息を治すことは風邪を治す事とほぼイコールだと思っております。

症例1)7歳男児 喘息の相談。半年前に喘息と診断され薬を続けているが、最近になって症状が落ち着かず断続的に咳が続いているとのことであった。この男児にも気功で見ると感染症の反応があり、呼吸器の反応と連動していることが感じられたため、この感染症を治せば喘も治まると説明し服用を開始してもらった。7歳で漢方薬を飲むのは大変つらいものであるが、この男児は頑張って飲んでくれた。2週間後に会ったときには喘は止まっており喘息は落ちついていると報告を受けた。そして順調に感染症の反応は消え失せ、4か月後には全治となった。

症例2)56歳のご婦人。風邪をこじらせて喘息が悪化したため見てほしいというものであった。断続的に咳が続き辛そうにしている。初回に飲んでいただいたお薬はインフルエンザで良く使われる麻黄湯と言われる漢方薬である。熱や頭痛もないのに?と思われる方もいるかもしれないが、たった2日で大半の喘は治まった。その後はその風邪を治すべく小柴胡湯や補中益気湯を順次飲んでいただき風邪は全治となった。しかし、その時の風邪だけでなく喘息も同時に治ったとこの方より報告を受けた。原因はいくつか考えられるが、私が思うに喘息の風邪も今回の風邪も一緒に治ってしまったのではないか、もしくはこじらせた風邪と喘息の風邪はもともと同じものだったのではないかと推測する。

世間ではあまり言われていないことですが、感染症と喘息の関連は極めて強いと私は考えています。運動をすると喘息が良くなるということは知られていますが、これは体力が付き感染抵抗力が上がったために喘息の風邪が治った可能性があるのではないでしょうか。反対に、運動をすると喘息が悪化するということも報告されていて、これは運動により風邪が悪化したと考えると分かりやすいと思います。

脱毛症

脱毛症は、自律神経(精神的な影響)や免疫異常が関係して発症することが知られています。今回、感染症が関係していると考えられる脱毛症の症例を経験しました。

50代女性。昨年、頭部の脱毛に気付き、市内の皮膚科クリニックを受診し、円形脱毛症と診断されました。治療を行いましたが徐々に進行してしまいました。翌年3月に知人の紹介で当店に来られました。初回時には頭髪の約3割が脱落した状態でした。

これまで使用されていた薬剤は、セファランチン錠(抗アレルギー作用・血行改善作用)、フロジン液(血行促進作用)、グリジールスカルプローション0.05%(ステロイド外用液)と、脱毛症でよく処方されるものでした。また、当帰芍薬散や桂枝茯苓丸の使用歴もありましたが、効果は得られなかったとのことでした。

気功により、脱毛部と感染症の反応点に反鼻(ハンピ:まむし)の証、脱毛部と五志(自律神経)に桂枝甘草竜骨牡蠣湯の証が確認され、それぞれに対応する薬剤を服用していただきました。3か月後には産毛の発生を確認し、その後徐々に生え揃い、8か月後にはカツラが不要になるまでに改善しました。自律神経(精神の反応)は十分に改善したため、そちらの薬剤は中止し、感染症のお薬(反鼻)のみで継続しました。2か月後、脱毛部と感染症の反応点で病気の反応が見られなくなったため(病が無くなったと判断し)服薬を終了しました。それから3か月経過しましたが、再発はしていません。

経験から、精神が関係する脱毛症は比較的治りやすいと感じています。その理由は、精神状態を改善する薬剤で脱毛が緩和されることが多いためです。しかし今回の脱毛症は感染症が主な原因であったと考えられます。反鼻(ハンピ)は保険医療では使用されない薬剤ですので病院では治りにくい脱毛症であったと思われます。反鼻を選択した理由は、それ以外の感染症に対応する薬剤(補中益気湯、小柴胡湯、白参、ニンニクなど)では病の気が正常化しなかったためです。唯一、反鼻のみがこの方の感染症の気を正常化できたため継続して頂きました。

原因不明の股関節の痛み

80代女性です。以前から腰の痛みや足のだるさで当店をご利用いただいていた方です。体の動かし始めに足の付け根に強い痛みがあるとのことでした。クリニックではレントゲンなどの検査を行い、湿布と痛み止めが処方されました。股関節の骨折はないとの説明でした。しばらく続けられましたが改善せず、ご家族に付き添われて相談に来られました。糸錬功で確認し、処方を決めてお薬を服用して頂きました。2週間ほどで少し改善したとのことで、このまま続けたいので送ってほしいとご連絡がありました。この処方は骨折でよく用いるものですが、実際にはレントゲンでは分からない微細なヒビが入った場合に出番が多い処方になります。病院にはないお薬でもあるため、当店のような薬局の漢方の出番になることが多いです。症状は順次改善し、3か月で全治となりました。

激しい腰痛。50代女性。

この方は年に数回、風邪や皮膚病で相談に来られていた方です。仕事で重いものを持って痛みが出たとのことでした。腰は以前から痛むことがありましたが、今回は悪化し、しばらくしても回復しないとのことでした。腰からの反応として牛車腎気丸と疎経活血湯が見られたため、まずはこれらを服用していただきました。数日は調子よく過ごされましたが再発し、再度来局されました。改めて腰を確認すると、牛車腎気丸・疎経活血湯の反応に加えて強い反応が見られました。出所を追うと、それは腰ではなく脳からでした。東洋医学的所見を説明し、ストレスや自律神経に用いる漢方薬を服用していただきました。翌日、痛みが随分楽になったとご連絡をいただきました。痛みの改善自体は良好でしたが、この方の脳は痛みを増幅してでも体を休ませたかったのではないかと推測します。なぜなら、この方は常に働いておられ、仕事に戻って無理をして再び腰を悪くする可能性があるからです。最近はこのような方が多いように感じます。人手不足・円安・手取り低下など社会情勢の影響を考えさせられます。

幻聴に悩まされる80歳男性

「数か月前から亡くなった妻の声が聞こえる」というご相談でした。この方は聴力が低下しており、他の症状として腰痛、足の冷え、食欲不振がありました。眼窩の落ち込みも見られました。聴力低下が始まると耳鳴りが起こることがありますが、耳鳴りと幻聴は原理が異なります。幻聴は、認知症・統合失調症・パーキンソン病など脳の疾患、もしくは薬物の影響によって引き起こされることがほとんどです。とはいえ、脳を直接治す薬があるわけではなく、多くの場合は安定剤や抗うつ剤などで抑え込み、自宅もしくは施設での療養となります。糸錬功で確認すると、耳の弱りだけでなく、脳・精神・胃腸の弱りも分かりました。これらの反応をすべて改善するものは「紅参(コウジン)」を中心とした漢方製剤でした。当店では高麗人参の5~6年根を蒸した紅参を使用しています。主な働きは滋養強壮、感染抵抗力の改善、病中病後からの体力回復、食欲増進です。基礎体力をつけ、病邪を体から退ける働きを期待します。体が弱った方ほど効果を実感しやすい薬です。この方には八味地黄丸(老化に伴うトラブルに用いる代表薬)と紅参製剤を服用していただきました。結果、2週間ほどで幻聴は消失しました。その後3か月経過しましたが、糸錬功で確認した限り、耳・脳・精神・胃腸・腰の反応はそれぞれ改善しています。ご本人も「これがないとだめだ」と話され、食欲が増し、足が温まり、体調が良いとのことでした。

くり返す口内炎のご相談。体質改善。

薬局の店頭で口内炎の相談は少なくありません。若年層から高齢者まで幅広く見られます。激しい痛みを伴うのは若年~中年層に多く、持続的で緩慢な痛みで相談に来られるのは高齢者に多い印象です。この40代の方は、激しい痛みと腫れを伴う口内炎を2~3か月ごとに繰り返していました。一度できると顔半分から首にかけて腫れ、3週間は苦しむとのことでした。クリニックではステロイド軟膏が処方されていましたが、ほとんど効かないとのことでした。患部を拝見すると、赤く大きな口内炎が左頬に2個ありました。舌には白苔や黄苔がびっしり見られ、口渇を訴えていました。強い炎症が示唆されますが、強い腫れにもかかわらず食欲は旺盛で、飲食や咀嚼による痛みにも悩まされていました。糸錬功で患部を確認すると2つの反応があり、一つは瀉心湯系統の証でした。激しい炎症と口渇、食欲過多は瀉心湯系統の特徴で、東洋医学では胃熱と呼びます。もう一つはイソジンガーグルで改善する感染症の証でした。口内炎には感染症の反応が少なからず現れます。イソジンガーグルで頻回にうがいすることで治癒までの時間が短縮します。これは殺菌作用によるものです。まずはこれらの薬剤を購入いただき継続していただきました。対症療法であるため「ひとまず」と説明しましたが、約7日で痛みは消失に近づきました。次に再発予防については、体質に作用する処方を服用していただく方針としました。治りにくい方や再発を繰り返す方には、体質に影響するツボに反応が現れます。その反応を治療する薬を用いると治癒しやすくなることを経験しています。この方にもそのツボに反応が見られ、下半身の冷えと消化を改善する薬を1日1~2回で服用していただいたところ、半年間は口内炎が起こりませんでした。半年ぶりにできた口内炎も1週間ほどで治癒しました。体質改善薬は問題の病気に直接作用するわけではありませんが、健康の底上げを行うと考えています。この方は体質改善薬を開始してから睡眠が改善したと感想を述べられ、少量で足りるため費用面でも喜ばれました。治りにくい病気でお困りの方は、体質改善の薬を検討されると良いと思います。

60代女性。肺マック症と気管支拡張症のご相談。

知人の紹介でお越しになられた方。呼吸器専門病院に通院中とのこと。咳と痰、のどの不快感、そして不安感が取れないとのことで相談に来られました。話を聞くと、肺マック症と気管支拡張症の治療を受けているが、医師は薬を死ぬまで続けないといけないと話したという。そのことが相当にショックで途方に暮れていたところ、当店で肺マック症が良くなったという話を聞いて飛んで来たとのことでした。肺マック症は、結核と並ぶ抗酸菌である非結核性抗酸菌のMAC菌による呼吸器感染症のことを言い、自然環境中の水系・土壌中、家畜などの動物、水道・貯水槽・浴槽などから菌を吸入することで感染するとされています。肺マック症の方には決まって感染症の反応穴に証が現れます。この方も糸錬功で確認したところ薬用人参と露蜂房(ロホウボウ)の証が確認できました。また咳と痰、のど、精神症状には半夏厚朴湯の証が見られました。肺マック症本体とそこから派生した様々な症状のほとんどは、恐らくこれらの薬で改善できると説明してしばらく飲んで頂きました。2週間後には咳と痰が改善しました。しかし、のどの不快感・不安感はまだ残ったままでしたが、このまま続けていれば治ると説明して続けてもらいました。半年後には自覚症状は全てなくなくなりました。笑顔で薬局に来られてレントゲン画像のことを話して帰られました。レントゲン画像の白いところは完全には消失していない状態でしたが自覚症状もないため良好とのことでした。糸錬功で確認すると、感染症の反応は殆ど治癒の状態であったため一旦服薬は中止として様子を見て頂きました。その後3か月間を経過観察としましたが再発することはなかったため当店での治療は終了としました。

70代女性。激しいひざの痛みと浮腫み

6月のある日、常連さんに連れられて、そろりそろりと痩せたご婦人が店内に入ってこられた。常連さんが言うには、ひざの痛みが辛く、近くの医院で膝の注射や痛み止めの内服を5か月続けているが一向に良くならないとのことだった。本人の了解を得て足を見せてもらうと、肌の血色悪く筋肉が削げ落ち、ぬるっとした1本の棒のようであった。膝関節部から足先は広範囲に浮腫んでいて靴が履けない状態であった。目にうっすら涙を浮かべながらこれまでのことを話してくれた。半年前から急に悪くなったとのことだった。

注目すべきポイントがいくつかあった。クリニックでは複数の消炎鎮痛剤の内服に加え膝へのヒアルロン酸の注射など、痛みへのアプローチは十分に行っているが一向に改善の兆しがなかったこと。東洋医学でいうところの風湿の病(浮腫みを伴う痛みの病)と考えられるが、浮腫みの治療にはノータッチであったこと。また、半年前(冬)から急に悪くなってきたこと。肌はやや汗ばんでいたが冷え性とのことだった。問診・体質から考えると、冷えと浮腫みが関係しており、虚証であることが分かる。体力がなく冷えが邪魔をし、余計な水を体の外に押し出せない状態であろうと推測できた。東洋医学では『通じざれば則ち痛む』と言い、血行が悪かったり水の流れが悪い場合も痛みが起こると言われる。体質に応じた煎じ薬(体を温め、体力をつけ、余計な水を体外に排出する薬)を飲んでもらうこととなった。1か月ほどで足の水が抜け靴が履けるまでになった。水が抜けるにしたがって痛みも緩解していった。途中、煎じ薬は大変なので粉薬に変えてもらえないかとの相談を受け、希望通りエキス剤で対応したが、痛みが再発してしまい煎じ薬に戻させてもらった。5か月ほどで本人から、もう大丈夫だと思う、との申し出があり、服薬を中止とした。既に足の浮腫みは取れ、普通に靴を履きスタスタ歩いておられた。その後2か月間を経過観察とし、問題がなかったため治療を終了とした。あれから1年たったが再発はしていないとのことだった。

蕁麻疹(ジンマシン)

40代男性。9月に入り間もなくのことであった。アゴから足先まで広範囲にジンマシンが起こった。激しい掻痒感であった。ジンマシンには大きく分けて急性のものと何度も繰り返す慢性のものがあるが、今回のものは初発であり症状も強いため急性のものであると考えられた。

糸錬功にて確認すると、心臓の経絡上に陽証の反応が感じられた。また患部と同様に風毒塊(感染症の反応穴)にも反応が感じられたことから、これは何らかの風毒(感染症)の影響でジンマシンが出た可能性が示唆された。ジンマシン以外の症状がないか思い返してみると軽い頭痛と軽い咳がここ2~3日あったことを思い出した。決定した処方はインフルエンザなどで頻発する麻黄湯(マオウトウ)という風邪の薬方であった。麻黄湯は心臓と膀胱の陽証に用いられる代表的な薬であるため、糸練功の結果と合致する。その場で飲んだところ1時間もすると痒みが治まりジンマシンの盛り上がりが徐々に引いていった。3日も経つと足と腰に少し残るだけに改善していた。その後ジンマシンは治まったが、皮膚症状が無くなるや否や、今度は風邪特有の倦怠感が現れてしまった。改めて確認したところ、病気の証は柴胡桂枝湯証に変化していた。まだ完全には治せていないようであったため、これを5日間飲んで風邪症状もようやく治まり完治となった。今回使用した麻黄湯を皮膚病で使うのにはなかなか勇気が要る。なぜなら、刺激があり強く温める働きがあるため、間違っていたら悪化させた可能性があるからである。無事に治って安堵した症例であった。

湿疹と生理不順

30歳前後のご婦人からのご相談。ここ数か月生理が来ないとのことだった。生理は貧血や高齢化ばかりでなく、ストレスや働きすぎ(運動のし過ぎ)などでも止まることがある。この方も働きすぎやストレスの影響がみられたが、今回はそちらの方は自身で養生して頂き、お薬は体質を考えて、水毒体質者に使用する血のお薬を飲んで頂いた。どうしても養生を怠ると薬だけではうまくいかないことを経験する。無理をした状態のままでは体は治り難い。養生を行って頂くことで体に余裕が出来、治りやすくなることを十分に説明した。翌月には4日も出血があったと喜んで頂けた。それからしばらく経ったころ、今度は湿疹が出たとのことで相談があった。この方は一見色白できれいな肌をしているように見えるが時おり湿疹に見舞われていた。実は、この湿疹と生理の不順には関連がある。血の補充機能・血行改善作用を持つ湿疹の体質改善薬をお勧めして飲んで頂いたところ、血色もよく肌もきれいになった、生理も順調だと喜んで頂けた。漢方の良いところは、局所の治療にとどまらず全身から治していくことにある。

足の裏に板を貼り付けたような感覚。

中年以降の女性からの相談で、足の裏に板か何かがくっついているような感覚がある、との相談を受けることがある。一種の感覚異常だと思われるが、この症状でお困りの方は意外に多いことを経験している。大体の方は血行を改善する薬で治ることが多いが一口に血行を良くすると言っても様々な理由があって処方は一つではない。血液がドロドロの方もいれば、血が少なく貧血傾向で流れの乏しい方もいる。組織の浮腫みで血管が狭められ血行が滞っている方もいる。坐骨神経痛などの神経のトラブルで起っている場合もある。強い冷え性が原因の方もいる。でも安心して頂きたい。これらを改善するお薬はたくさんあるので、ご相談いただければ適切なものをお勧め出来る。これらの薬が的中すると『足にくっついていたものが徐々に小さくなった。』と実感して頂ける。なかなか病院では治り難い症状だと思われるので、お困りの方はご相談いただければ適切なものをお勧めできると思う。

不登校になった中学生。

当店では不登校のお子さんをお持ちの親御さんから相談を受けることがる。『息子が体がしんどいと言って不登校になった。精神科でうつ病とのことで薬をもらっているが一向に良くならない。うちの子(孫)も漢方でみてもらえないか。』といった相談がである。
処方内容は当人の体質・症状に合わせ様々であるため、一律にこれで治るとは言えないが、この子達は『何故かわからないが体がしんどくて・・・』とか、『何故かわからないが頭が痛くなって、朝起きられなくなって・・・、元気が出なくなって・・・』と言う。親御さんにも原因が分からず相談に乗ってほしいと来られる。
そういう原因が不明のものであるなら、当店での気功(糸錬功:シレンコウ)を用いた病気の確認法は試してみる価値はあると思う。糸錬功は原因不明の良く分からない病気に対応するための技術である。ある子は治り切らない風邪のせいで体が動かなくなっていた。風邪というと違和感を感じるかもしれないが、実際に咳も鼻水も熱も起こらない風邪が存在する。疲労倦怠感、頭痛、食欲不振だけの風邪がある。この子には風邪を追い出すだけの体力がなかった。またある子は胃腸が悪く、元気が出せない状態であった。直ぐに体力が底をつきやる気が起こらない状態であった。日中は家でごろごろすることが多くなり夜は寝れなくなり、朝は起きられなくなる。そうなると不眠症や鬱病ではないかとのことで睡眠薬や鬱病の薬が出てくるようになる。これらを飲むと一時的には良いように見えるが、何年たっても治らないことに親も疑問に思い当店に相談に来る。ただ一点、勘違いしてほしくないのは、しばらく休んでいたので授業についていけないのが怖い、恥ずかしくて通えない、勉強が嫌いだから、先生・クラスメイトが嫌いだから行きたくない、というものは家族・先生間で話し合って薬局に来るまでに解決しておいてほしい。

40代女性。激しい耳鳴りと不安・不眠。

ある日、薬局に電話がかかってきた。『あれこれしたが原因不明の耳鳴りと不安感・不眠で困っている。精神科で薬をもらうようになったが、それでも改善しないので糸錬功で見て欲しい。』というものだった。話を聞くと耳鳴りは『バーン』という爆発音で主に就寝時に起こるとのこと。頭痛も頻繁に起こっており、ドクターからはストレスをどうにかしないと治らないと言われているとのことで、本人の希望では、まずストレスの緩和の治療をしてほしいとのことだった。ストレス(精神・不眠の反応穴)には桂枝加竜骨牡蠣湯合半夏厚朴湯証の反応があり希望通り飲んで頂いた。これを飲むと寝れるようになり気分もよくなったと連絡があったが、依然として耳鳴りと頭痛は繰り返し起こっているとのことだった。耳鳴りには様々なタイプがあり、当店でも多くの治療を行ってきた。そして今回の爆発音はとても危険な兆候であり脳出血の危険があると師より聞き及んでいた。血圧の反応穴には三黄瀉心湯(血圧降下作用・止血の作用のある処方)の証があり、頭痛との関連も示唆されるものだった。こちらの治療も行う方が良いのではないかとメールで連絡をしてみたが返信が来なかった。10日ほど経ってご主人より連絡を頂いた。妻はくも膜下出血で亡くなったとのことだった。ショックであった。わざわざ県外からこの島根の片田舎まで通ってくれたのに申し訳なかった。危険な耳鳴りであることは承知していたにもかかわらず、相談時に脳外科への受診を勧めることもしなかった。とても後悔した症例であった。

50代女性。時折起こる頭痛

以前から頭痛に悩まされているので見てほしいという相談。
色白で中肉中背。汗を少しかいていらっしゃる。脈は弱く浮いている。舌はやや胖大といったところ。
6月後半ということもあり冷飲食が増えてくると頭痛の相談が増えてくる。この方も冷飲食の影響で頭痛が増してきたのではないかと思う。
冷飲食を避け、温かくしてもらうように説明。
お薬は水毒を除き陽気をめぐらす漢方薬(五苓散)をお勧めして飲んでいただいた。
2日もしないうちに大量におしっこが出て頭痛は軽くなったと連絡があった。その後も服用を続けて頂き、再発がなくなったところで廃薬とした。

40代男性。夏季に起こる湿疹

春から上半身に湿疹が出来始め、夏に向かってどんどん酷くなってきた。激しい痒みがある。アセモのひどいものと考えていたとのこと。病院ではステロイド軟膏が処方されている。一向に治らないので相談に来られた。
中肉中背色白。美食家。仕事ばかりで運動を全くせず便秘がち。典型的な解毒証体質であった。この人には2種類の皮膚の病気があった。
ひとつは典型的なカビ(皮膚カンジダ?)の証。もう一つはこのカビから引き起こされるアレルギーの証だと思われる。この2つの証はよくセットで現れる。夏の暑さと湿気のために肌のカビが増殖したと考えられる。更にアセモやステロイド軟膏の副作用などが合わさって病態を複雑な状態にしていたようである。
取り敢えずカビを繁殖させる可能性のあるステロイド軟膏は止めていただき、皮膚の新陳代謝を活発にし、毒出しを行う体質改善の漢方薬と激しいかゆみを止める漢方薬の2種類を飲んで頂いた。
2ヶ月後には皮膚炎の赤味が薄らいできていると連絡を受けた。引き続き服用を続けるようにお願いした。
3ヶ月後には殆ど皮膚炎は分からない状態にまで改善。しかし痒みはまだあるとのこと。
半年後、皮膚症状は全くない状態にまで改善。
7ヶ月後服薬中止。その後1年たったが再発はしていない。

80代男性。慢性腎不全(高度腎障害)

友人の父親の相談。病院の検査では腎機能が悪くなっておりこれ以上悪くなると透析といわれているので漢方でどうにかできないかとの相談であった。
問診票と血液検査の検査結果をFAXで送って頂き病態を確認。
老化による影響と冷えが強く現れていることが分かった。
お勧めしたものは腎臓の血流を改善する漢方薬と胃腸機能の改善を行う漢方薬の2種類。
3ヶ月ほど飲んでいただき検査結果を送ってもらった。
腎機能の指標であるeGFRは34→47.7に改善。CREは1.53→1.12に改善していた。
腎臓の機能の分類ではG3b(中等度~高度低下)からG3a(軽度~中等度)に改善した。
特に副作用も起こっておらず本人も満足の様子だと連絡を受けた。
腎臓の血流は足腰の冷えがあると悪くなる。冷たい血液が足から胴に帰ってきたときに腎臓が冷やされて障害を受けてしまう。
服薬開始から2年以上経ったが現在もG3b(軽度~中等度)で維持できている。

50代女性。更年期から起こった高血圧

血圧が150~160/90〜100。頭痛もよく起こり更年期障害の一つだと言われているとのことだった。病院で薬を進められているが漢方でどうにかならないかという相談。
この方は肌が渋紙色で痩せ身の方であった。また、のぼせも少し見られる。
この方の肌の色から東洋医学でいう血虚が予想できる。血が少ないから体は無理やり血を送り出そうとオーバーヒート気味になっていると推測できる。
血を増やし血の流れを良くし火照りを取る温清飲という漢方薬を飲んでいただいた。
1週間後、血圧が140/80ぐらいに改善した。頭痛も以前ほどは起こらなくなっているとのことだった。
1か月後、130/80。血圧は140代になることはほとんどない状態まで改善した。頭痛も起こらなくなったとのことだった。
飲食の内容に注意して頂き、さらに食養生としてヒジキやホウレンソウ、レバーなどを食べるようにして頂いた。
3か月後、正常値を維持出来ていることを確認し、薬を1日3回から1日1回に減量して継続して頂くこととした。
4か月後120~130代/70~80で血圧は落ち着いている。のぼせも起こっていない。更年期症状も治まっているとのことだった。その後2年たったが、現在も血圧は落ち着いている。

2歳 アトピー性皮膚炎

数ヵ月前から起こった顔面、首、脇、腹部、足首などのカサカサの湿疹。掻き毟って出血箇所もある。かゆくて寝れない状態であった。病院ではステロイド軟膏とヒルドイドクリームが処方されていたがそれ以上の治療はなかった。
子供の様子は、見た目はとても元気だが体力がつづかず座り込むことが多かった。やや下痢気味でいつも便臭はとても臭かった。色白で腹は柔らかく筋張ってはいない状態であった。
体重は12.5キロ。
現代食の影響で腸での処理がうまくできていないタイプだと判断した。
胃腸には清濁を分ける機能がある。ここに弱りがあると濁をため込み皮膚炎が起こる。胃腸を元気にする漢方薬を飲んでもらった。この子の未熟な胃腸が十分に働くようになれば治ると説明した。服用量は成人の1/7。食事内容に注意してもらい肉や油もの、味の濃いもの、菓子類は十分に減らすようにお願いした。下痢軟便時はお粥にしてもらった。
1週間で2割程度の改善があった。皮膚炎、痒みの程度は明らかに減っていた。はじめは服薬を嫌がっていたが本人にも効果が分かるようでちゃんと飲んでくれるようになった。
2週目。4~5割程度の改善に思われる。肌もずいぶんきれいになっている。夜も痒みがほとんどなく寝れている。
3週目。皮膚炎は大分減っていることが分かる。膝裏、肘裏などの屈折部にまだ目立つ皮膚炎が残っている。
4週目。1日1回に減量して様子を見たが少し悪化。再度1日2回に戻して継続。
5週目。見た目にはアトピーとは分からないほどに改善した。
3ヶ月にて服薬は中止とした。9割は完治といったところまで改善している。アトピーとは分からないスベスベ肌の状態になってきている。後は家庭での養生で経過観察。3年経ったが今のとこと再発はないようである。
1ヶ月の費用6千円

30代女性。生理中に起こる頭痛。

生理になると血が不足し貧血傾向で頭痛が起こる方がいる。東洋医学では血は熱のものと考えられている。生理中は熱が体から出ていくので冷えで引き起こされる頭痛が起こると考えられる。この方には慢性化した血虚と冷えで頭痛が起こっていた。それらを改善する漢方薬をお勧めしたが、漢方薬は効かないと思い込んでいるようでなかなか購入には応じてくれなかった。試しに1包飲んでいただき、効果がなければ西洋薬の錠剤の薬を飲んでいただくようにした。30分後に頭痛が楽になったと漢方の即効性に驚いてこの漢方薬(川弓茶調散)を買って帰られた。

膝の皿の痛み。微細な骨折?

30代男性からのご相談。右膝を地面に着いた際に激痛が走った。病院でレントゲンを撮って調べたが骨折はしていないとのこと。その後2ヵ月経ったが全く治らないのでどうにかしてほしいというご相談だった。
患部に赤みなどの目立つ外見的所見は見られない。スポーツマンで健康そのものといった感じ。これまでの経験からレントゲンに映らなかった微細なヒビがあるのではないかと説明し、骨折の回復を早め痛みを軽減する漢方薬を飲んでいただいた。
2週間後。痛みが楽になってきていると連絡があった。もうしばらく続けるとのことで同漢方薬を購入して頂いた。
1か月後。痛みはほとんどなくなったとのことで、漢方薬は中止して様子を見ることにした。その後も問題なかったため治癒したと判断した。
実は今回以外にも似たような症例の経験があり(スネの痛みや肋骨、腰痛、かかと等)、その方々もやはりこの処方を2週間ほど飲んでいただくと痛みも軽減して1~2ヶ月ぐらいで治癒する。もちろん骨折した時のように運動は制限していただくことが大切である。

40代女性。1ヵ月以上続く風邪の相談

病院では葛根湯と小柴胡湯を合包したものと解熱剤・鼻水止め、痰切りが処方になっていた。随分続けているがなかなか治らないとの相談であった。症状は咳があり、微熱が出たり出無かったりを繰り返しているとのことだった。
薬局の店頭で風邪の相談を受けることは多い。今回のように1ヶ月も長引いたものは、そのほとんどが働きすぎなどの不養生によるものか間違ったお薬を続けて病状を長引かせている場合が多い。風邪を引いて2週間も過ぎれば大体は大人しくしていれば治るはずであるが、この方の場合は風邪を引いているにもかかわらず養生をしなかったことで病気をこじらせた可能性があった。気力減退、食欲減退などの症状が見られたので、これらを回復する補中益気湯を飲んで頂いた。2日後には体が軽くなってきたと連絡。引き続き14日の服用で1ヶ月続いた風邪も全治となった。

原因不明の慢性疲労症候群

40代男性。東京で警察官をされていた方。昨年より疲労感がひどく働けなくなったとのこと。様々な病院で検査を受けたが原因不明であった。結局仕事を辞めて地元の広島に帰って療養しているのでどうにかできないものかと親類の方から相談を受けた。
問診票を送って頂き精査したところ、その訴えは風邪をこじらした時のようなものであった。疲労倦怠感、良くなったり悪くなったり、微熱が出たり出なかったり、食欲が無くなったりと。
そこで風邪をこじらせたときに使用する漢方薬を飲んで頂いた。2週間後、ご家族さんより連絡を頂いた。ドラゴンボールに出てくる仙豆(センズ)を飲んだかのように元気に動けるようになったとのこと。
慢性疲労症候群といわれる病名を最近は良く聞くようになった。これらの中にはこの風邪薬で改善する人がいる。この風邪薬は体力をつけ、感染抵抗力を高め、病邪を自らの力で追い出すものである。この病名でお困りの方は一度試してみると良い。

どんな怪我も治してしまう仙豆。でも病気には効かないとう欠点が・・・。

不眠、動悸、息切れの相談

40代男性。なかなか寝付けず、寝ようとするとハアハアと大きな息をしないといけなくなり動悸も起こるとのこと。
顔色はやや赤くのぼせが見られる。脈は浮弱、舌は胖大で歯根あり。水毒による動揺、気の上衝があると判断できる。当人は睡眠薬は飲みたくないとのことで、漢方での体質改善を希望された。
気の巡りを良くし水毒を改善する漢方薬(鍼砂湯)と軽い鎮静作用のある午黄清心元をひとまず飲んで頂いた。
1日目、飲むと胸がすっとして少し楽になる、と連絡があった。そのまま継続をお願いした。
1週間後、寝れる時間が延びてきた。早く寝れる日が出てきたとのこと。
3週間後、2日に1回は寝れるようになった。効いていることを実感するとのこと。
5週間後、寝れる方が多くなった。夜間の動悸、息切れは軽くなった。
2か月後、飲んでいれば寝れるようになった。少し服薬を休んで様子を見ることに。体調良い様子。
3か月後、1日1回飲むだけで良いようなのでこれで続けてみる。
4か月後、このまま継続。

いつの時代も過労とストレスで喘いでいる人はいる。仕方がないと言えばそれまでだが、病気は体のサインだと考え、仕事量を減らすなり養生することを忘れないようにしてほしいと思う。40代はもう若くはない。

激しい生理痛。20代女性。

生理になるたびに痛みで寝込んでしまう。動けなくなる程で仕事も辞めてしまったとのこと。
平素から食が細く貧血の証が強く現れた方だった。様々な病院で治療を受けてきたが改善せず身内の方が心配で相談にいらっしゃった。
血虚を改善し胃腸を温める漢方薬(煎じ薬)を飲んで頂いた。
2週間後、痛みがいつもより楽に感じられるがまだ強い痛みがあるとのことだった。生理期間中の5日間だけ引きつり痛みを緩和する芍薬甘草湯を追加するように指示させてもらった。
1ヶ月後、痛みが明らかに楽になったとのこと。まだひどく痛むことがあるが今回は寝込まなくて済んだと報告を受けた。
2か月後、痛みは楽。まだ痛むことあるが芍薬甘草湯を足して楽になるのでまだ続けたいとのことだった。
3か月後、殆ど痛み感じないくらいになった。
半年後、わずかに下腹部に違和感を感じることあるが体調も良い。

1年後、仕事に就くことも出来た。
大変感謝された一例であった。

追記・・服用開始から1年半が経った頃、本人の希望で服薬を中止することになった。もう完全に良くなったとのことだった。それから4か月が経ったころ妊娠したとの報告を受けた。妊娠3ヶ月とのことだった。

ご出産、おめでとうございました。

80代男性。肩、腕、手のしびれと痛み。

2年以上続く肩、腕、手のしびれと痛み。様々な病院にて治療して2年が経ったが治らないとのことで相談を受けた。
外見上は大きな所見は見られない。赤い腫れがあるわけではないが手の浮腫みが少し見られる程度。脈は遅く大きく緊張している。舌は脳状に皴の入った陰虚の状態。手を肘の高さ以上に持ち上げようとするともう片方の手を添えないと持ち上げられない。本人には冷えの自覚がありかなり着込んでいらっしゃった。冷えると悪くなるとおっしゃることから、東洋医学的見地より冷えと余計な水を排出するお薬をお勧めし、煎じ薬で飲んで頂くこととなった。
1週間後、少し良いので続けると連絡があった。
3週間後、少し良くなってきた。
結局3ヶ月で日常に問題無いまでに回復し約8ヵ月の服薬で廃薬とした。

30代男性。胸痛と眩暈

仕事のストレスと家庭のトラブルから生じた胸痛と眩暈、不眠の相談。
以前にも何度か薬局にお出でになった方だった。
すでに発病して3カ月が経っている。病院では抗不整脈薬と安定剤を処方してもらっているが再発したとのことで根本治療を願って来局された。
体格はしっかりしているが水分が多く相対的に血が薄くなっている。ストレスも強い様子がうかがえる。
リラックス法や飲食を含めた養生の説明をし、気の巡りを良くし胸痛を緩和する漢方薬「鍼砂湯」と「牛黄清心元」をおすすめした。
3日目には良く寝れるようになったと報告あり。
1週間ほどで全ての症状が軽減した。
1ヶ月後には胸痛、眩暈は起こらなくなった。3ケ月で廃薬となった。
救心をはじめ胸痛に用いられる漢方薬は沢山あるが、この方には明らかな水毒がみられたため鍼砂湯を選択した。

インフルエンザ後の喘息

30代男性。インフルエンザに罹り、その後起こった喘息にお困りで当店に来局した。自身にも経験があるが、発熱が治まったのになかなか咳が取れず、その後1~2ヶ月も続くことがある。病院では咳(せき)喘息と言われることのある病態だと思われた。
この方の場合、咳以外の症状として軽い発汗と頭痛があり、風毒塊(病原体がいた場合にでる反応穴)に柴胡桂枝湯証が見られた。つまり、まだ風邪がまだ治りきっていない状態だと思われた。(この方のように咳喘息といわれる方に風邪のウイルスが体に残っている場合を多く経験しております。)
咳と痰を抑える麻杏甘石湯合二陳湯と柴胡桂枝湯を併用して頂いた。
3日後、少し楽な日が出てきたと連絡。
1週間後、これまでの半分ぐらいになったと連絡。
その後、徐々に改善し3週間で咳は全く出なくなったところで服薬中止とした。その後再発は起こらなかった。

72歳女性 変形性膝関節症と下肢静脈瘤と下肢浮腫

日頃から立ち仕事で足腰が弱り傷んできた方。
膝はかなり軟骨の擦り減りが進んでおりO脚も進んでいた。さらに所々に静脈瘤と下肢浮腫が見られた。膝の痛みを良くする漢方薬と膝のぐらつき、筋力をサポートするサポーター、リンパの流れ、血流を改善する医療用靴下を購入して頂いた。
これまであった浮腫みや静脈瘤で使う弾性ストッキングは締め付けが強過ぎて血行が悪くなり不快だということを良く耳にしていたが、広島大学との共同開発のもと、新たな発想で作られたこの靴下は使用感も良く評判も上々。
1日目から足が軽くなり痛みは軽減したという連絡を頂いた。1ヶ月経った後も順調とのことだった。
この方の場合、膝の痛みだけを良くしても病気は治らない。膝周りの筋力の強化や血行、浮腫の改善も行わなければならなかった。そういう場合は漢方薬以外にも力を借りることがある。
サポーターや矯正靴下でサポートする事で運動もしやすくなり、結果、足全体の環境が良くなることがある。足の環境が良くなれば様々な足の病気は治りやすくなり痛みも軽減する。

夜間の口渇

80歳女性。夜間に口が渇いてたまらないとの相談。病院では白虎加人参湯が処方されていたが効果が無かったとのこと。
舌は紅舌乾燥。舌下静脈の怒張がややあり。脉は弱遅。陰虚であり、陽虚。四肢に強度の冷えがあり、朝は指がかじかんで動かないとのこと。胃腸も調子が悪くなってきているとのことだった。
腎陰、腎陽を補い冷えを改善する漢方薬と胃腸機能を改善する高麗人参を飲んで頂いたところ徐々に改善。
4ヵ月ほど続けたところで減薬し、その後も問題ないとのことで廃薬とした。

漢方薬は体に合ったものでないとうまく効果を示さない。また、合わないものを使い続けていると、気が付かないうちに様々な副作用に見舞われることがある。この方は虚証であるが、実証向きの処方である白虎加人参湯を飲むことで胃腸を悪くしていた。

夜間の突然の息苦しさ

70歳女性。毎夜、夜中2時ごろに窒息しそうなぐらい息苦しくなって目が覚めるとのこと。
色白、やや痩せ身、舌は普通、舌下静脈の怒張少しあり。脈はやや弦といったところ。特徴的な所見は見られなかったが、御主人の介護でかなりの疲労とストレスがある様子であった。ストレスと呼吸器への対応を考えて救心とナチュラルスクワレンを飲んで頂いた。結果、その夜から発作は起こらなくなったとのことで大変感謝された。現在も時おり購入にいらっしゃる。体調も良い様子であった。
テレビでお馴染みの「救心」は心臓のお薬ですが、魚油のスクワレンと組合わせることで心臓だけではなく呼吸器やストレスに対応することが出来る。漢方は組み合わせの妙がある。
スクワレンは鮫の肝油に含まれる脂肪酸であるが、当店では様々な疾患の方にご利用頂く。性ホルモンやビタミンD、皮膚の材料になることが報告されているからである。薬品ではなく食品の分類になり安全である。当方では同じ魚油であるEPA/DHAなどと共に健康に有用な食品だと考えている。

掌蹠膿疱症のご相談 80歳のご婦人

20年前ぐらいから手のひらにぶつぶつがさがさアカギレが出来るようになり、最近は特にひどくなってきたとのことだった。病院ではデルモベート軟膏、ヒルドイドソフトが処方されている。これらを塗っていても不十分であるが、塗っていなければさらにブツブツガサガサになると言われる。
血虚生風オ血。東洋医学には面白い考えがある。血や陰が不足するとオーバーヒートを起こし熱を生じるという考えである。血を補い熱を治める温清飲加連翹証と考え煎じ薬を飲んで頂いた。当初、煎じ薬に抵抗があったようだが、慣れて問題なく飲めると連絡があった。
1か月後には以前の半分程度に改善。更に1か月後には自覚症状は無くなり、手も別人のように改善した。
本人もご家族も死ぬまで治らないと思われていたものがウソのように治って感謝された。
半年ほど継続していただき廃薬。その後、一度秋に再発したが温清飲を飲んで直ぐに改善した。その後は再発していない。

頑癬(しつこい皮膚病、痒み)の相談

これでも少し改善したところです。当初は赤黒く隆起していました。

50代男性。肥満。中性脂肪の薬と血圧の薬、抗ヒスタミン剤とステロイド軟膏を使用中であった。四肢に黒い隆起した湿疹が無数にでき、それが背中の方にまで出来るようになってきたとのことだった。
体力のある実証。顏色は赤黒く便秘傾向もあり、典型的な臓毒病であるように思る。このタイプの頑鮮は黒いブツブツが広範囲に広がり見た目にも気持ちが悪く奇病だと判断されることがある。
病院では抗ヒスタミン剤の内服、ステロイド剤の外用に始まり、それでは効かないためステロイドの内服、やがて免疫抑制剤が処方されるようになる。その他、胃薬や便秘薬、安定剤、睡眠剤、漢方薬、骨粗しょう症薬などが加わり、薬漬けになっていた。組織を切り取り病理検査を行ったが、結局、原因不明とのことだった。
この方には毒を排泄し、ため込まないように体質改善を行う煎じ薬を服用して頂いた。
始めの1か月で便通が整い、早くも痒みが減ってきたと連絡を受けた。3か月目には黒い隆起が徐々に消褪してきたのを確認できた。半年後には痒みはほぼ感じられなくなりシミ痕が残るだけに改善した。

アトピー性皮膚炎

20代男性、普通体型。特に顔面に集中してアトピーが出来ている。白内障の治療も行っている。皮膚科では2種類のステロイド軟膏の他、ヒルドイドソフト、抗ヒスタミン剤、白虎加人参湯が処方されているが、最近特に体調が悪く(元気がない)治らないとのこと。
アトピーを治すうえで大切なことは、何が原因で起こっているのかを患者さんに知って頂くことになる。また、薬を付ければ(飲めば)治る病気ではないことを理解して頂くことも大切なことになる。共栄薬局では食養生を説明するようにしている。アトピーやアレルギーを治すために絶対に必要なことである。けっして難しいものではなく、どなたでも理解できるように優しく分かりやすく書面を用いて説明するようにしている。
この方の場合は胃腸が弱っており、また生活習慣、食事内容の改善も必要だった。さらにステロイド皮膚炎と思われる紅班が広範囲に見られる状態であったため、ステロイドの離脱症状を緩和する2種類の漢方薬を一月飲んで頂き、症状が落ちついてきたところで根本治療を開始することとした。
胃腸機能を改善させ、皮膚の新陳代謝を改善する漢方薬と普段の食事を補完する養生食を使用して頂いた。
約3か月間で皮膚の赤みは改善することが出来た。この段階でようやく普通のアトピー性皮膚炎の状態にまで戻ってきたと言える。服薬状況も良く副作用も起こっていないことを確認しこのまま継続。
生活習慣の改善にも力を入れて頂き、痒みが改善すると同時に徐々に漢方薬も減量。
更に3か月後、見た目には少しカサカサしている程度にまで改善。
更に4か月後、漢方薬を中止し養生食のみに移行。
治療開始から1年が経過。見た目にはアトピーは分からない程度にまで落ち着いている。
この段階までくれば、患者さんは要領が良くなり、自身でアトピーの治し方が分かるようになる。つまり、何をすれば悪くなるかを分かっている。薬漬けの生活に戻ること、まずないと思われる。自身で食養生を行い、生活の調整をすることで症状をコントロール出来るようになっている。

タバコはやめれない。癌は怖い

60歳男性。何度も禁煙外来でトライしてきたが止めれるところまでいかないとのこと。タバコを吸いながら健康を保てる方法が無いかと聴きにいらっしゃった。
タバコには有害な化学物質がたくさん含まれている。ニコチンは依存性を持たせ、タールには数十種類の発ガン物質が含まれている。一酸化炭素は酸欠を助長し発がんを助けると言われる。
ビタミン、ミネラル、葉緑素などはこれらの化学物質の解毒、分解の役に立つことが報告されている。また葉緑素に含まれるクロロフィルにはDNAの損傷を防ぎ発がんを抑える効果が認められている。腹8分目の食事は免疫を高める効果があり、発がんを抑える効果があると言われている。その他にも良いと言われるものは多数存在する。
結局、この方にはハッカガムと禁煙ガム、禁煙啓発本を読んで頂き、タバコを止めて頂いた。

悪いことをしながら治療を行っても悪い方が勝つに決まっている。元凶を断つのが一番だと考えた。

胸が苦しい、息切れ、疲労

80代男性。胸が苦しい、息切れ、疲労感の訴えであった。病院で心電図など確認したが原因不明とのことだった。血圧は正常。様々な薬剤(11種類)を使用中。脈は浮でやや細い。顔色、皮膚、舌の状態から陰虚(体液・体力の損傷)がかなり進んでいることが分かる。やや舌下静脈の怒張が見られるがそれほどではないように思われる。陰虚による胸痺であると判断し、心機能を改善させる牛黄清心元と体液を増やし血行を良くする漢方薬、食事の助けになる補助食品を使用することとした。効果は数日で現れ、3日目に再度購入。2週間後に来られた時には歩みも軽快で体調は良いとのことだった。漢方は、時に即効の効果を示すことがある。

朝起きると股関節の痛みに悩まされる

トライアスロンの選手(30歳男性)からのご相談。
ハードなトレーニングをした次の日は、必ずと言っていいほど左股関節が痛くなるとのこと。
糸練功にて、患部に籠った炎症(麻杏薏甘湯加石膏証)を確認し服薬開始。
翌日から股関節の痛みは緩和した。若いと薬の効きも早い。2週間が経った頃には、よほどなことが無い限り痛みは起こらなくなるまで回復した。
この方にはもともと水毒があり、炎症が起こると水毒と合わさり強い痛みと腫れが起こる体質であった。この水毒と炎症を改善する薬が麻杏薏甘湯になる。

40代男性 目の疲れとめまい

40代と言えば、江戸時代であれば初老と言われる年齢になる。白髪も増え、目も衰えて来る年齢である。目の疲れと目眩のご相談。

眩暈は女性に比較的多く起こりますが、男性に起こらないわけではない。問診を書いて頂き糸練功で確認すると胃腸が悪く、全身の水分代謝異常と目の水分代謝異常に異常な反応があることが分かる。もともと目の硝子体には水がたくさん溜まって満たされている状態であるが、どうやらその部位にも浮腫があるようである。
胃腸機能と水分代謝を改善する煎じ薬を飲んで頂いたところ、1週間で効果が実感頂けたようで、飲んでいれば目眩が起こらない状態を維持出来るようだとのことだった。2か月で自覚症状は無い状態まで回復。約3か月で廃薬となった。その後半年がたったが服用しなくても再発は無いとと連絡があった。

40代女性。リウマチの痛み、変形

最近はリウマチや膠原病と言えば病院でステロイドや免疫抑制剤を処方されるが、それらを使わなくても漢方だけでかなり良い状態にまで改善出来る。
40代女性からの相談。朝のこわばりや、痛み、指の変形のご相談であった。病院での内服薬をたくさん飲んでいらっしゃるが十分なコントロールが出来ないとのこと。漢方薬での治療をご希望であった。
手には冷え痛みの訴えが強く、軽い浮腫が見られる。体全体を温め、冷えと浮腫みを改善する漢方薬と補助食品を服用して頂いた。1ヵ月ほどで痛みは徐々に緩和していった。3か月で状態は安定。その後は、飲んでいると気持ちが良いとおっしゃられ継続中である。今のところリウマチの悪化は見られない。

リウマチの患者さんを診させて頂くと、冷えがあり、浮腫みがあり、血行が悪い方が多いように思う。これらの病態が絡まり合わさり、免疫異常という厄介な病気を引き起こしているのだと思われる。それらをうまく読み解き、体に合ったお薬を飲むことで徐々に免疫異常が起こらない体に変化していく。残念ながら、この方のように直ぐに良くならない場合もあるが、大体の方は緩やかに改善していく。リウマチでお困りの方は、是非当店までご相談頂きたいと思う。

左肩、左ひざの痛み

朝起きると左肩と左ひざが痛むとのご相談。右肩、右ひざ共にレントゲン上の異常はないとのことだった。問診の結果、水毒が溜まっていることが考えられた。話を聞くと、この方は冷たいお酒も毎晩飲んでいらっしゃるとのことだった。また、午後には楽になってくるとのことだった。

水毒を取り除き体を温める漢方薬を飲んで頂いた。2週間ほどで楽になってきたと報告があった。証をしっかりとらえることが出来ていたようで、早期に改善することが出来た症例であった。その後も養生をしっかり実践していたため、4ヶ月ほどで漢方薬は中止となった。

早朝に起こる下痢

80代男性からのご相談。病院に通って3か月下痢止めを飲んでいるが治らないとのこと。病院ではビオフェルミン、ポリフル、ロぺミンが処方になっていた。
老人の下利には、冷えや胃腸の機能低下が関っていることが良くある。この方もそうである。朝方の下痢は夜間の冷えが酷い場合に起こる。本来であれば体を温める機能が十分に働き下痢などは起こらないはずだが、年を取るとこの温める働きが衰えてくる。そして早朝に下痢を漏らす。養生の説明をし、胃腸の冷えを改善する附子の含まれる漢方薬を飲んで頂いたところ3日ほどで効果が現れ下痢が治まった。大変喜んで頂けた。

20歳女性、ニキビのご相談

ニキビに悩まされている人はたくさんいる。とくに当店では、お年頃の娘さんの相談が多い。病院に半年通っているが一進一退で治らないと相談に来られた。
病院ではビタミンC,B群、トランサミン、抗ヒスタミン剤などが処方されていました。この方の場合は強いオ血と便秘症が原因で痤瘡(ざそう)が出来ていた。
ホルモンバランスを整え血行を良くし排便を促す漢方薬を飲んで頂いた。
飲み始めて便通が良くなり、2週間目で肌の赤みが取れてきたと連絡を頂いた。1か月で新しいニキビも出来なくなってきた。3か月後にはニキビ跡が微かに分かる程度にまで良くなっていた。その後は親御さんがたまに漢方薬と青汁をもらいに来る程度で現在も問題無いとのこと。青汁で毒が入るのを減らし、漢方薬で体のバランスを良くし毒を出しやすくする。食習慣、生活習慣の改善が出来るようになれば漢方薬は止めることが出来る。

18キロの減量に成功

20代男性。肥満の相談。身長175㎝。おそらく適正体重は65キロぐらいのはず。運動は行っているが、食べ物の内容、食べ方に問題があるようだった。自身の経験から5キロ程度なら簡単に痩せられるが、10キロ以上になると、よほどのやる気と精神力が必要になる。過食を抑える漢方を飲んで頂くと同時に、食事のカウンセリングを十分に行うこととした。冊子を配布して何を食べるにしてもカロリー計算を出来るように学んで頂いた。結果5か月で18キロの減量に成功することが出来た。漢方薬の服用が無くてもダイエットに成功出来た。

アセモの相談

毎年アセモが出来る方からのご相談。
色白で普段は肌がきれいな方であるが、夏になると胸や背中、関節の内側にアセモが出来るとのこと。アセモにはシッカロールや酸化亜鉛などの塗布剤が用いられることが多いが、この方には飲み薬の漢方薬を使って頂いた。2日ほどで痒みが治まってきており、1週間ほどで肌がきれいになった。漢方で意外に早くアセモが改善させることが出来たので大変驚かれた。

あせもは汗でかぶれる病気である。汗のコントロールをしっかり出来ようにする漢方薬がある。ほとんどの人はこの薬があることを知らない。是非お尋ね頂きたいと思う。

目眩と頭痛

目眩に悩まされている人は多くいる。40代男性。サラリーマン。病院で眩暈の治療を行っているが効果が無いとのこと。頭痛も片頭痛の薬を使っているが、結局は治らないため相談に来られた。
この方の舌は浮腫んでおり痰湿が多い状態であることが分かる。便は軟便のことが多いとのことだった。

糸練功にて五苓散加川キュウ白芷証をめまいの反応穴に確認。同処方で服薬開始。
1週間後、効果があるようだと連絡あり。2週間ほどで頭痛は改善し、目眩も徐々に改善した。病院での薬はメニタジンとトリプタン系の片頭痛薬であった。2年以上もこれらの薬を続けていたため、漢方で効き目が感じられるまでしばらくかかると思われましたが、意外に早く効果が現れた症例であった。

20代男性。体臭とノイローゼ

体臭の相談を受けることがある。体臭は、実は漢方薬で改善させることが出来る。それも比較的短期間に改善可能である。
どんな人でも体臭はあるものだが、精神的な影響でそれらを過敏に感じてしまうこともある。当店に体臭相談にいらっしゃる方の半数が精神過敏状態であるように感じる。体質を改善する漢方薬と、精神過敏を緩和する漢方薬で十中八九改善することが出来る。精神科でうつ病やノイローゼだと言われた方もおいでになり改善する。

80代男性。足の火照りと逆上せ

高齢化の影響もあり、近年は年寄りさんからの病気相談が多い。83歳の男性。足が火照ってたまらないという相談であった。病院を3件回ったが、Drに死ぬまで治らないと言われたとのことだった。
漢方ではこの症状を陰虚火旺という。老化により、体内のラジエターの水が枯渇している状態で、熱の制御が出来ないために火照りや逆上せ、口渇が起こる病気である。この方には2種類の漢方を服用して頂いた。

1ヶ月で症状が良くなったと報告があった。当人はそのまま服薬を中止するつもりであったが、事情を説明し、そのまま継続して頂いた。まだ暑い季節。すぐに治るものではないことを説明した。3か月目でほとんど火照りを感じないほどに改善した。本人は今月で服薬を中止したいと言っていたが、中止するのではなく冬~春の間も三分の一量を続けて頂くようにお願いした。冬になると寒さで足は冷やされるのでそれほど苦痛は感じ無くなりますが、顏色や脈などから、まだ正常には遠い状態だと判断したためである。
顔色や肌の状態、舌の状態で大体の体調、体質が分かる。ちゃんと止めるべき時は当方よりお知らせすることにしている。

60代女性。腰椎すべり症

数年続く腰痛相談。病院の診断では腰椎すべり症。普通体型。実証。飲食店勤務。疲れが溜っているとのこと。
肉体労働者が腰痛に悩まされていることは多い。この方も同じであった。加齢や疲れによる筋力の低下が原因だと思われた。疲れを癒し、筋力を強め、痛みを抑える漢方を飲んで頂くことにした。煎じ薬であったが、頑張って続けて頂き、仕事に復帰することが出来た。痛みも起こらなくなっていることを確認し、3か月で廃薬とした。

腰痛体操を積極的に行うようにお願いした。それからは酷い腰痛は再発していない。悪くなりそうなときだけ、この薬を取りにいらっしゃる。2~3日飲めば良くなるとのこと。

30代男性。外国人。膀胱炎半年間。

頻尿、排尿痛、尿は白濁したりそうでなかったりを繰り返していていた方。クラビットやセフゾン、ジスロマック、猪苓湯、五淋散など名だたる抗生剤や漢方薬を使用したにもかかわらず効果が無く相談に来られた。精神症状が顕著で不眠症も併発しているとのことだった。筋肉があり実証の普通体型に見えるが、力が無い様に思えた。
漢方薬の清心蓮子飲を飲んで頂いた。2週間で効果が現れ、2か月で全治廃薬となった。大変感謝された。
清心蓮子飲は虚弱者向けの漢方薬に分類されているが、この方は体格がしっかりされている実証の外国人さんであった。実は漢方の虚実は体格では決まらない。この方は体格はしっかりしているが正氣は損傷して虚に落ちた状態であったように思う。そのため虚証の薬が合ったのだと思われる。

痔の痛みを何とか治したい70代女性

40年来の痔の痛みで来局。手術を勧められているが、すでに数年前にも一度しているとのことで、今度は何とかしたいという相談を受けた。痔は死ぬまで(寺まで)の病と言われますが、痔は生活習慣のトラブルであることが多いように思う。痔になる原因を指摘し、生活内で改善して頂くだけで治ってしまう場合もある。この方の場合も、やはり生活習慣に原因が見られた。お血(血流の悪いこと)を改善するお薬(2種類)を使用して頂き、生活習慣の改善もして頂くようにお願いした。結果、相乗効果もあったようで1か月ほどで痛みの自覚症状はなくなったとのことだった。約4か月で薬を飲まなくてもよい状態にまで回復することが出来た。手術をしなくて良くなったばかりか、40年困っておられた痔の悩みから解放され、大変感謝された。

30代男性。背中に大きく出来た湿疹


背中と首にかけ、20センチ四方の湿疹が出来ていた。患部は赤く腫れてとても痒く、夜も寝ていられない状態であった。病院では健康たわしでの洗いすぎが原因と言われ抗ヒスタミン剤とステロイド軟膏が処方されていた。しかし2か月たっても一向に良くならず薬も強いものに変わったが治らないとのことことで来局に至ったとのこと。
皮膚病治療には当店は自信がある。自身が皮膚病で随分悩まされた経験があるためです。
この方には解毒に使われる濃い青汁と体表の代謝を良くする漢方薬を1ヶ月ほど続けて頂いた。効果は徐々に現れ、赤い腫れ、痒みは治まってきた。さらに5ヶ月続けて無症状が続いていたので完治とし、廃薬となった。
この方の場合は油ものの食べ過ぎ、運動不足が原因で背中に毒が溜まった状態であった。西洋医学では『毒がたまる』という表現はなかなか理解されないが、そのように考えると解決できる病気は意外にたくさんあるように思う。今回の事例は東洋医学の得意とするところだと思う。

声が出なくなった女性からの相談

60歳女性。ある日声が出なくなったと相談を受けました。声を出そうとすると声が裏返りまともにしゃべることができません。この方は2ヶ月前に骨折して入院していらっしゃいました。そのころから声の異常(かすれ)があったが気に留めていなかったそうです。退院してから徐々に声が出せなくなり生活に支障が出るようになりました。
この方は随分やせており、『気』『血』が不足している状態です。体のバランスを整える漢方薬と体力をつける栄養剤を飲んで頂きました。一週間程度で少し会話が出来るようにまで回復しました。更に一ヵ月後には職場にも復帰することが出来ました。6か月で廃薬。現在は普通の生活が出来るようになっていらっしゃいます。

一年間、生理が止まっている20代女性

結婚を控えている女性からの相談であった。体は細くやせている。舌の状態や他の症状から『気』『血』が共に不足していることが分かる。当然、生命エネルギーを司る『腎』の力も不足していることが予測でる。
『気』『血』を補う漢方薬と『腎』を助ける鹿茸とプラセンタで出来たサプリメントを飲んで頂いた。
翌月には生理が起こり大変喜んでおられた。その翌月に結婚。4ヶ月目で生理周期が安定しました。

30代男性。男性の精力減退

仕事のしすぎで精力がないという相談。マイッタと言わんばかりの表情であった。現代社会でよくある事例に思われる。いかにも体力もあるように見るが、実は労働とストレスで体力は削られていて子供を作ることが出来ない人も多くいる。ストレスで削られた気力と体力を補う漢方薬を飲んで頂いた。また、日ごろから香りのよいお茶や食べ物で気の巡りをよくするように養生を説明した。3か月後には精力は回復し以前より寝起きがよくなった、体も疲れにくくセックスが楽になったと連絡を受けた。

70代女性。頭がボーッとフラフラする

最近、頭がボーッとする。すっきりしない。フラフラするとのこと。他薬局でイチョウ葉エキスを勧められ服用していたが改善しないとのこと。何とかしてほしいという相談。
舌の状態を確認すると確かに血流が悪いように思われた。イチョウ葉エキスには血流を改善する効果があり、ヨーロッパでは医薬品として扱われているものもある。しかし、それとは別に貧血傾向があることも分かった。この方の場合、血の流れを良くするだけでなく血も増やす必要があり、血を増やし、血と気の流れを良くする漢方薬とサプリメントを服用して頂いた。
一週間ほどで少し改善し、3か月で自覚症状はかなり改善した。
それ以降は少量で続けていて今のところ問題は起こっていない。

なかなか治らないご病気でお困りでしたら、

共栄薬局でご相談下さい。